親族などにはきっちりと贈るように

出産のお祝いは、どちらかというと身内で行うものです。
両親、親戚等にお祝いしてもらうことでしょう。
その際、内祝いをきちんと贈るかと思いますが、友人や知人、仕事関係の人からお祝いを貰った際にもマナーとしてきちんとお返しをしましょう。
無理にしなもので返さなくても、お礼状ひとつあれば相手にも気持ちや現状を知らせることが出来ます。
身内にもそうですが、友人知人等へのお返しもお宮参りの時期までにはお返しをしましょう。
親戚には子供の写真などが入ったグッズでもよいですが、それ以外の人には紅茶のセットやその他消耗品で包装などに写真や名前を入れる程度にしておきましょう。
使い道に困ってしまったりと迷惑になってしまいかねませんので、お返しはマナーとしても必要ですが親ばかになりすぎないように気を付けてお返しを選んで気持ちを伝えていきましょう。

最近は少なくなったみたいだけど

出産の内祝いで、最近は少なくなってきているようですが、「子供の名前や写真いりのグッズ」を贈るのは避けた方がよいでしょう。
何故なら、内祝いをもらう側からすればいわば他人の子供なわけで自分の子供ではありません。
食品の包装等に書かれているものならいいのですが、タオルや食器など形に残るものとなると使いにくく、もらっても結局しまったきりで邪魔になってしまうなんていうケースも見られます。
ですので、子供の名前や写真が入ったものを贈りたいのであれば品物とは別でメッセージカード等で贈ってあげると相手にも喜ばれます。
子供が出来て、無事に産まれて来てくれた喜びを分かち合いたい気持ちもわかりますが、相手のことも考えてお返しを選んでいかないと、気持ちの押し付けのように感じてしまう人もいますので、たかがお返し、されどお返しという気持ちでかつ感謝の気持ちも忘れないようにして選んでいきましょう。

世間知らずと思われてしまう

内祝いにもマナーやタブーがありますが、最近はあまり堅苦しくとらえず、タブー等がなくなりつつあります。
しかし、地域によっては特有のものがあるのでご自身が住んでいる地域の内祝いをどうしているか知っておく必要があります。
特に、目上の人(仕事の上司や年上の人)へお返しに限らず何かを贈る場合は、避けるべき品物もあるので要注意です。
これを知らないと、「世間知らずな人」と思われてしまう可能性もあります。
贈ってはいけない物は、肌着等直接肌につけるもの、靴下、鞄、時計、商品券や現金等です。
「生活に困っているとでも思われているのだろうか」という印象を与えてしまいかねませんので、リクエストがない限りは避けましょう。
また、渡し方や贈るタイミング、相手の状況などでもマナーがありますので、簡単な物だけでも知っておけばお祝いする側もされる側も気持ちよく過ごすことが出来ますので、一般常識として知識は持っておくようにしましょう。